歩行ロボットの制御
私は歩行ロボットが大好きです
歩行ロボットとは?
歩行ロボットには2足歩行の人型ロボットや4足歩行の犬型ロボット、さらには6足のクモ型ロボットなど、さまざまな種類があります。

歩行ロボットって、本当にロボットらしくてかっこいいですよね。でも、「ロボコンではあまり使われないんじゃないの?」と思うかもしれません。
実は、高専ロボコンや学生ロボコンでは、5年に一度くらいの割合で歩行が求められる競技があります。急に歩行機能を求められた制御エンジニアの苦労を思うと、知っておいて損はありません。
そこで、歩行ロボットの制御について簡単に解説していきます。
基本的な用語解説
歩行ロボットについて調べても、なかなか情報が見つからないことがあります。まずは、基本的な用語を説明します。
- 静歩行:重心が、接地している足の範囲内にある状態での歩行。
- 動歩行:慣性力を考慮し、重心位置(ZMP)が接地している足の範囲内にある状態での歩行。
- 歩容:歩行パターンのこと。犬型の4足歩行ロボットでは、以下のような歩容があります。
- トロット歩容(Trot gait)
- ペース歩容(Pace gait)
- ウォーク歩容(Walk gaitまたはCrawl gait)
- バウンス歩容(Bounce gait)
- ギャロップ歩容(Gallop gait)
各歩容の周期は以下の表のようになります。
| 足 | Trot | Walk | Pace | Bounce | Gallop |
|---|---|---|---|---|---|
| 左前 | 0° | 0° | 0° | 0° | 0° |
| 左後 | 180° | 270° | 0° | 180° | 270° |
| 右前 | 180° | 180° | 180° | 0° | 90° |
| 右後 | 0° | 90° | 180° | 180° | 180° |
歩行ロボットの基本制御
歩行ロボットの制御は、重心と足先の位置を考慮した軌道生成から始まります。
軌道生成
4足歩行ロボットの足の位置を決める軌道生成には、ベジエ曲線がよく使われますが、sin関数でも制御することが可能です。
WalkからTrotへの遷移 (静歩行から動歩行)
各脚の支持期間を調整しながら、重心がスムーズに移動するように制御します。
逆運動学
Roll、Pitch、Yawの回転行列を使用し、逆運動学を用いて各関節の角度を計算します。